内科一般
内科外来
内科一般
風邪、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、甲状腺疾患など、急性期から慢性期までの幅広い疾患に対応いたします。
高血圧症
糖尿病の方、糖尿病予備群の方は血圧を130/80mmHg未満に、糖尿病ではない人は140/85mmHg未満に維持しましょう。高血圧をそのままにしておくとさまざまな合併症や心筋梗塞、脳梗塞の危険が増えると報告されています。
血圧を上げる要因
①塩分の摂り過ぎ
一日の塩分摂取量は10g未満、高血圧の方は6g未満とされています。
塩分を取り過ぎてしまうと、尿の中へナトリウムを排泄する腎臓の機能が上回ってしまうため、血液中にナトリウムがたまります。ナトリウムがたまると、水分を蓄えてナトリウムの濃度を調節しようとするため循環血流量が増加して、血圧が上がります。
②肥満
肥満は高血圧の大きな危険因子です。特に、内臓肥満は血圧上昇と関係が深く、減量すると血圧が下がるという報告があります。また、心臓から送られる血液の量は体重に比例するため、肥満は心臓にも負担がかかります。
③精神的ストレス
精神的ストレスは一時的に血圧を上昇させます。ストレスが蓄積されると交感神経は緊張状態が続いて血管は収縮し、血圧は高い状態を持続するようになります。
④喫煙
たばこに含まれるニコチンには、血圧を上げる作用があります。たばこは動脈硬化も進行させるため、狭心症や心筋梗塞のリスクも高まってしまいます。
脂質異常症
脂質異常症とは次のような状態のことをいいます。
①悪玉コレステロールが多すぎる
②善玉コレステロールが少なすぎる
③中性脂肪(トリグリセライド)が多すぎる
脂質異常症の状態が続くと、主に太い動脈の血管にコレステロールがたまって血管が狭くなったり、血流が悪くなり、血のかたまりができやすくなります。将来、心筋梗塞、脳梗塞を予防するためにも食事療法、運動療法をお勧めします。目標値は個々に設定し、内服薬で治療する場合もあります。
頚部エコー検査(完全予約制)
当院では頸動脈に超音波をあて、頸動脈の内側に血栓(プラーク)がないかどうか、狭窄がないかどうかの検査を行っています。検査にかかる時間は約10分〜15分です。
頸動脈にプラークあり 正常な頸動脈
痛風(高尿酸血症)
高尿酸血症は痛風の他、腎疾患、尿路結石を招きます。
治療方法は内服薬の投与、生活習慣の改善を基本としています。
①痛風
・尿酸は血液中に溶けにくく、尿酸値が7.0㎎/dLを超えると尿酸が尿酸ナトリウムの結晶となって、足の指や関節などの組織に沈着します。
・蓄積した尿酸ナトリウムの結晶がはがれます。
・白血球が尿酸ナトリウムの結晶を異物とみなして排泄しようとします。その際に激痛を伴う炎症が起こります。
②腎障害
尿酸ナトリウムの結晶が腎臓内に沈着し、腎臓の炎症が起きます。腎臓の大切な役割であるろ過機能などが低下し、さらに悪化すると腎不全を起こします。
③尿路結石
腎臓で尿中の尿酸が結晶化して小さな石のようになり、これが尿路で詰まると激痛が起こります。また高尿酸血症の人は高血圧症や脂質異常症、糖尿病をはじめとする生活習慣病を合併するケースが多くみられます。