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糖尿病予備群とは?
空腹時には正常な血糖値が、食後に急上昇する状態です。
定期的にきちんと健康診断を受けているのに、糖尿病だと分からない...そんな隠れ糖尿病の方が増加しています。その原因はインスリンの分泌が悪いなどの体質的な要因と、食べ過ぎや運動不足など生活習慣の要因が絡みあって起こります。その結果インスリンの働きを弱めてしまうのです。
健康診断では通常空腹時に採血をして血糖値を測り、糖尿病の可能性を診断します。空腹時血糖値は、前夜から10時間以上絶食した状態で測定します。その結果、血糖値が高い場合はブドウ糖負荷試験(75gOGTT)などを行います。しかし、食後高血糖といって、食後2~3時間程度経ってから血糖値が上昇する場合、糖尿病と診断されない場合があるのです。このような状態を糖尿病予備群=隠れ糖尿病といいます。ご自身では気づかないうちに、いつのまにか重度の糖尿病に進行してしまう可能性もあります。
一般的な健康診断では見逃されやすい食後高血糖=隠れ糖尿病を知っておきましょう。
血糖値が「やや高め」でも注意は必要です
正常値の範囲内でも高めの数値は要注意です。
空腹時血糖値が100〜109㎎/dlの人の25%〜40%の人はブドウ糖負荷試験2時間血糖値が境界型や糖尿病型に属しています。日本糖尿病学会では2008年より「正常高値」という区分を設け、正常範囲内であっても安心しないという警鐘を鳴らしています。正常高値の場合は、生活習慣を改善ましょう。
・下腹部が出てきた・高血圧症・脂質異常症・高血糖など、メタボリックシンドロームは動脈硬化の危険が重なっている状態であり注意が必要です。生活習慣を改めれば糖尿病の発症を防ぐことができますが、異常値を指摘された頃には糖尿病がかなり進行していることもあるのです。