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糖尿病とは
糖尿病とはインスリン作用が不足するためにブドウ糖が有効に使われず、長い間血糖値が高くなっている状態をいいます。糖尿病を治療せず放置するとさまざまな合併症を引き起こします。自覚症状に乏しい軽い糖尿病でも長く放置すると合併症を引き起こします。
血糖とインスリンの働き
私たちは食物から栄養を摂取し、生命を維持しています。食物の中でごはんやパン、フルーツなどの炭水化物は体を動かすエネルギー源となるものです。炭水化物の多くは消化することによってブドウ糖となり、ブドウ糖は小腸から吸収され血液の中に入ります。従って食後は血液中のブドウ糖の量(血糖値)は高くなり、運動をしたときは筋肉でブドウ糖が使われるため血糖値は下がります。健康な人は食事や運動をしても血糖値は正常な範囲にコントロールされています。血糖値が上がると、その変化を膵臓が感知しインスリンというホルモンを分泌し血糖値をおおよそ70〜120㎎/dlのちょうどよい範囲にコントロールしているのです。
インスリンは血液によって膵臓へ運ばれ、グリコーゲンとして蓄えられます。必要に応じてブドウ糖に換えられ、ブドウ糖は筋肉などでエネルギー源として利用されます。さらに余った場合は脂肪として蓄積されていきます。
※血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことをいいます。
どのような症状が出るの?
血糖値が高くなると次のような症状が出てきます。
①口渇:多尿のため体は脱水状態となりのどが渇く。
②多飲:のどが渇くため、水分をたくさん取る。
③多尿:尿に糖が出るのと同時に水分も一緒に出るため、尿の量が多くなる。
④体重が減少し、倦怠感を感じるようになる。
このような症状がみられた場合は糖尿病専門医の受診をおすすめいたします。
糖尿病とインスリン療法
糖尿病にはインスリンの分泌が低下している場合と、インスリンが効きにくい場合との2つのパターンに分けられます。インスリン分泌低下の場合、注射で外からインスリンを補う方法が一番自然に近い代謝を促す方法だといえます。また、欧米人に比べ、日本人はインスリン分泌低下の患者さんが多く、決してあなたが特別ではありません。
インスリン分泌能がある場合には、インスリンが効きにくいと考えられるため、膵臓は悲鳴を上げながらインスリンを分泌している状態となっています。膵臓の働きを低下させないためにもインスリン導入が必要になることがあります。但しインスリンは効き目が早いために低血糖になることがあります。インスリン特有の注意事項も含めて糖尿病専門医、糖尿病療養指導士がお話していきます。
膵臓が回復すればインスリンからの離脱も可能です
患者さんの状態によっては、膵臓を休ませてあげると回復する臓器でもあるため、インスリン治療によって膵臓が回復すればインスリンからの離脱、インスリンの減量や回数を減らすことも可能な場合があります。
最初はインスリンをご自分で注射することに不安や抵抗があるかもしれませんが、最近では非常に細い針で痛みも少ない針があります。インスリン注射が怖いのではなく、血糖コントロールが悪い状態が続いたときに起こる合併症が怖いのです。
糖尿病治療に関する悩みや不安、疑問は当院にご相談ください。
糖尿病専門医として適切にお答えいたします。