名古屋市名東区の糖尿病、ぜんそくを専門とする内科クリニックです。守山区、千種区、長久手市からも便利なアクセスです

糖尿病の三大合併症

糖尿病の三大合併症

糖尿病合併症

糖尿病合併症

糖尿病性神経障害

合併症の中で最も早期に出てくるのが神経障害です。高血糖が続くと、まず神経の末梢の感覚から障害が現れてきます。足の裏に薄い皮が一枚貼っているような感覚やじんじんするしびれ感じると訴えられる方が多いです。また、けがややけどの痛みに気づかないなど末梢神経障害の症状の出現はさまざまです。さらに進行すると壊疽などの重症な合併症を起こすこともあります。その他筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、勃起不全など自律神経障害の症状も現れます。

糖尿病網膜症

血糖が高い状態が長く続くと、網膜の細い血管は少しずつ損傷を受け、変形したりつまったりします。血管がつまると網膜の隅々まで酸素が行き渡らなくなり、網膜が酸欠状態に陥り、その結果として新しい血管を生やして酸素不足を補おうとします。新しい血管はもろいため容易に出血を起こします。また、出血すると網膜にかさぶたのような膜が張ってきて、これが原因で網膜剥離を起こすことがあります。眼科を受診した際に糖尿病を指摘される方もいます。糖尿病網膜症は、糖尿病になってから数年から10年以上経過して発症するといわれていますが、かなり進行するまで自覚症状がない場合もあります。まだ見えるから大丈夫という自己判断は危険です。糖尿病の人は症状がなくても定期的に眼科を受診し、眼底検査を受けるようにしましょう。

糖尿病腎症

腎臓は体の中の老廃物を含む血液をろ過して、老廃物を尿として体の外に排出するとともに、きれいになった血液を体内に戻すというとても重要な働きをしています。この血液をろ過する役割りをしているのが腎臓の糸球体と呼ばれる場所です。この糸球体は毛細血管でできていて、高血糖が続くと、ろ過機能が壊れてしまいます。この状態が糖尿病性腎症といわれるものです。糸球体のろ過機能は、正常な状態においては体に必要なタンパク質などが外に出ないように調節されています。しかし腎症に陥ってしまうと、タンパク質などが尿として体の外に出てしまいます。尿検査でタンパクが出るようになり、顔や足がむくみ、血圧も上昇します。現在、人工透析になる原因の第1位が糖尿病腎症です。
糖尿病性腎症から慢性腎不全に移行し、透析が必要となる患者さんを一人でも減らせるよう診療にあたっています。

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