呼吸器専門医外来
呼吸器専門医外来
呼吸器科では気管支ぜんそく、咳ぜんそく、長引く咳、気管支炎、肺炎、COPD、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群など肺に関する病気を治療します。
一番多いのは長引く咳です。2週間以上咳が続くときは注意が必要です。2週間以上咳が続く場合は、咳の原因をつきとめるため胸部レントゲン、肺機能検査、呼吸器専門医の診察により適切な診断と治療を行っていきます。
ぜんそくの専門治療
気管支ぜんそくは慢性的な気道の炎症です。炎症を治療するための吸入薬を使用することになった場合は、専門医の管理のもと適切な使用が原則です。吸入薬の減量、中止の可否にも一人一人に合った判断が必要であり、そうしなければその後の増悪リスクが高くなり、結果また咳を繰り返して苦しい思いをしたりすることも少なくないからです。
COPD(肺気腫)
COPDは慢性気管支炎、肺気腫と呼ばれていた疾患です。COPDはタバコによる気道や肺胞の炎症で肺の働きが低下するため、咳や痰、息切れの症状がみられるようになります。その後、次第に正常な呼吸ができなくなる病気です。肺機能が低下している可能性があるため、肺機能検査をお勧めします。残念ながらCOPDになると肺や気管支が完全に元の状態にもどることはありません。しかし禁煙、薬物療法、運動療法などの適切な治療を受ければ症状は改善し、今より快適な生活を送ることができるようになります。
次のような症状はありませんか?
喫煙歴が長い
慢性的な咳や痰の増加
坂や階段を上ったあとの息切れ
治療の第一歩は禁煙です
治療の根幹は①禁煙②薬物療法③呼吸リハビリテーションです。
薬物療法としては、β2刺激薬や抗コリン薬などの気管支拡張薬を使用します。気管支を広げて、空気を通りやすくし症状を改善します。呼吸リハビリテーションとは、肺を動かしている肺の周りの筋肉をよく動かすことです。呼吸困難が軽減すると日常生活の動作がとても楽になります。